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会長からのご挨拶 |
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リザーバー研究会 会長 草野満夫 2001年10月 |
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この度、リザーバー研究会でホームページを作成、公開することになった. リザーバーとは何かを患者さんに分かり易く説明するのは普段この療法を行っている我々でさえ容易ではない.一般の方々、多くの先生方にリザーバーとは何かをご理解戴くのが目的である. リザーバー(reserver)とは”貯えるもの”と言う意味であるが、実際は頻回に静脈、動脈あるいは腹腔内に薬剤を注射(注入)する際に用いられる体内(皮下)埋め込み式の直径4cm程度の器具のことである.この器具を用いることによって、外来でも患者さんに安全に苦痛なく長期間薬剤を注入することが出来る(詳細は別項をリンク参照されたい). 本研究会はこのリザーバーを用いた局所あるいは全身化学療法について討議する集まりであり、英文名はJapanese Society of Implantable Assisted Regional Treatmentとなっている.現在この器具を用いて、抗ガン剤、栄養輸液、鎮痛剤の投与が行われている. 有志の勉強会として、1986年6月に第1回の研究会が愛知県がんセンター、放射線診断部の木戸長一郎、荒井保明両先生のお世話で名古屋で開催された.当時、器具が保険診療として認められておらず、数十人の集まりでしかなかったが、後に保険診療の対象となり、年々演題、参加する医療関係者が増え続け、またこの間、治療成績も著しく向上した.H13年11月に高知で23回の研究会が開催される. リザーバーを用いた治療法は多岐にわたっているが、その主体は腫瘍に対する静脈、動脈あるいは腹腔を介した局所療法である.この治療法を円滑に行うため、治療成績向上のノウ・ハウを討議するのが研究会の役目であるが、そのためには内科、放射線科、外科系各科の医師のみならず、看護婦さん、レントゲン技師さん、さらには器具、カテーテル、注入ポンプなどの開発・改良に携わる機器メーカーの協力が必須となっている.実際毎回各領域の方々が出席されその枠を越えた実りある討議がなされている. 現在ではリザーバー治療を行っていない施設はないと言えるほど、普及し、治療成績も向上しているが、有効性に関して科学的根拠に基づいたエビデンスは國内外ともに少ない.本研究会が主体となり現在、肝転移に関してがん集学的治療研究財団の特定研究28,29が臨床研究として行われており、その成果を待ちたい. この会ではこれまで多くの先生方にご指導戴いており、栗原 稔、三浦 健、藤田 浩、小川一誠、田口鐵男、Prof. S. Wallace、Prof. J. Rosch、高山忠利、島村善行、岡崎正敏、森田 穰、加藤済仁、有吉 寛、柳田邦男、幕内雅俊、大津智子、杉原健一、徳永 進各先生方はじめ、多くの先生方に感謝申し上げます。 現在、これまでの研究会の抄録集がCD-ROMとして作成されており、また 「改訂版 リザーバーの手技と実際」が今年中には出版される.ご期待いただきたい. このホームページを通じて、患者さん、家族の方々、医師、パラメデカル、機器メーカー その他、多くの関係者がこの治療法についての正しい知識を持っていただき、我々と一体となって、より良いリザーバー治療法を目指して戴きたい. |
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